デイ・ケア　ショート・ケア

精神科デイ・ケア/ショート・ケアは患者さんの社会生活機能維持・向上を目的に集団で行う治療です。
デイ・ケアが6時間、ショート・ケアは3時間、病院内に併設された専用施設で過ごしていただきます。
当院外来を受診されている方で、主治医が必要と認めた場合にご利用可能です。居場所が欲しい、仲間が欲しい、人付き合いの訓練をしたい、体力づくりをしたい、仕事の準備をしたい、健康面の相談をしたいなどなど、さまざまなご要望に応えながら皆さんが安心して地域生活を営めるようお手伝いさせていただきたいと思います。

当院のデイ‧ケアにはこんな職員が居ます

担当医師／1名
看護師／1名
作業療法⼠／1名

1⽇のスケジュール

9:30〜	集合‧バイタルチェック
10:00〜	朝の集い（昨⽇の様⼦報告‧本⽇のお当番決定）
10:15〜	朝の体操（⼿組体操）
10:40〜	午前の活動（脳活性プログラムなど）
11:45〜	昼⾷準備‧昼⾷‧昼休み
13:00〜	午後の活動（制作‧軽スポーツなど）
15:20〜	帰りの集い（今⽇の感想他）
15:30〜	解散

※デイ‧ケアは昼⾷込みのサービス提供です。ショート‧ケアの場合、昼⾷提供は含まれません。

発達障害専⾨プログラム

職場や日常生活での困りごとや工夫していることを話、コミュニケーションの練習や自分自身についての理解を深めていく、週1回、全20回のプログラムです。
※本プログラムは、昭和大学発達障害医療研究所で開発された発達障害の方向けの専門プログラムです。

プログラムの主な内容

1.コミュニケーションの練習

会話、頼みごとをする、断る、自己主張など

2.ディスカッション

疾病理解、対処法の検討、周囲の伝え方など

3.心理教育

感情コントロール、ストレスについて、社会資源の活用など

職場や日常生活での困りごとや工夫していることを話し、コミュニケーションの練習や自分自身についての理解を深めていく、週1回、全20回のSST（社会スキルトレーニング）です。
※本プログラムは、昭和大学発達障害医療研究所で開発された発達障害の方向けの専門プログラムです。

対象者

各クールの定員	10名
1～3の要件を満たす方	18～40歳の方（上記年齢以外の方はご相談ください）発達障害の診断を受けている方原則、全20回のプログラムに参加できる方
実施日時・場所	日時：毎週火曜日　9:30～12:30 場所：島松病院メモリアルセンター12　3階会議室
費用	各種健康保険が適用されます。自立支援医療をご利用の場合は受給者証をご提示ください。（所得に応じて月の上限額が定められており、上限額に満たない場合は1割負担です）⼤まかな料⾦の⽬安⾃⼰負担3割：1回約1,700円⾃⼰負担1割：1回約570円

プログラムの流れ ※基本的な流れの一例です

本プログラムは、精神科医師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士、看護師等の職員にて実施します。

9:30

始まりの会

1分間スピーチ・本日のプログラムの説明
9:40

ウォーミングアップ

ゲームなど
9:50

宿題の確認

前回のプログラムのおさらい
10:00

プログラム

各回のテーマを実施
12:15

帰りの会

本日の感想など
12:30

帰宅

デイ・ケア週間プログラム

月曜日	午前	脳活性プログラム、パソコン、書道
月曜日	午後	木工、制作、軽スポーツ
火曜日	午前	脳活性プログラム、ASDP
火曜日	午後	卓球、制作
水曜日	午前	脳活性プログラム、ミーティング、ヒーリングタイム
水曜日	午後	革細工、制作、SST
木曜日	午前	脳活性プログラム、ヒーリングタイム
木曜日	午後	陶芸、制作、軽スポーツ
金曜日	午前	脳活性プログラム、パソコン、ヒーリングタイム
金曜日	午後	制作、軽スポーツ、勉強会

各活動の紹介

革細工

本格的な牛革を使用して、コースターやキーケース、ミニチュア小物のストラップやキーホルダー、財布などなど、少しリッチな日常アイテムを制作します。練習次第で実用できる世界でオンリーワンを手にすることも！！

陶芸

粘土を使って湯飲みや茶碗、小皿、花瓶といった良く見かける陶器を始めとして、洗濯板や石鹸台、ざるといった少し珍しい物まで幅広く作成できます。当院の窯でしか出せない絶妙な色具合をお楽しみください。

軽スポーツ

デイ・ケアンセンターのホールには自転車運動、ウォーキング、筋力トレーニングなどができる設備があります。本格的にダイエットに利用する方も、運動不足解消に利用する方も満足していただけると思います。さらに、夏場はパークゴルフ（３コース２７ホール）を行うこともでき、室内で行う卓球・ボッチャと併せて楽しんでいただけるのではないでしょうか？